アイシンへの転職前に、有価証券報告書で確かめること
このページは、アイシンを中途で受ける人と、いまアイシンにいる人に向けたものです。求人票や口コミには載らない、会社自身が有価証券報告書に書いた数字を並べます。直近の有報から出てきた事実は、「日本の営業利益率2.5%に対し、アセアン・インドは11.3%」です。
決算の要点(有報から3点)
当期利益+59.6%のうち、営業利益の寄与は+12.7%分。残りは営業外の振れです。前期の△295億円が当期+192億円になった487億円の改善が効いています。来期に同じ幅の改善は期待しにくいので、見るべきは営業利益の伸びのほうです。
日本の利益率2.5%を、どこまで上げられるか。売上の54%・人員の56.4%を抱える日本の営業利益率が2.5%で、アセアン・インドの11.3%と4.5倍差があります。有報は「人・将来への投資」を日本の減益要因に挙げており、投資が利益率に戻ってくる時期が論点です。
投資支出が半分に減り、現金が5,923億円に積み上がった。DOE3.0%から2028年度3.5%へという方針は、この現金の使い道の一部を示したものです。成長投資と還元の配分が、次の資本効率を決めます。
転職前に確かめる数字(有料レポートの目次)
11万3,292人のうち、日本に6万3,954人
人の56.4%がいる地域の営業利益率は2.5%
1人あたり営業利益はアセアン・インド395万円、日本125万円
同じ会社の中で、3.2倍違う
提出会社は3万4,956人・平均年収777万円(+5.4%)
連結11万3千人と、単体3万5千人の距離
女性管理職3.1%を、会社はどう説明しているか
「職能資格の構成割合の違い」と書いた会社
中途でこの会社を受けるなら
5つの地域は、5つの別会社と考える
経営企画部長が唸る逆質問10本
有報を読んだ人にしか作れない質問と、その使い分け
入社後も、自分で有報を読み続けるために
毎年見るべき3か所
面接までの3ステップ
① 「従業員の状況」で、提出会社と連結の人数・平均年収・勤続を見る
有価証券報告書の「従業員の状況」には、提出会社(本体)と連結の従業員数、平均年間給与、平均勤続年数が載っています。自分が入るのが本体なのか子会社なのかで、この数字の意味は変わります。
② 「セグメント情報」で、自分が受ける事業の利益率を見る
注記の「セグメント情報」で、自分が受ける事業の売上と利益を見ます。会社全体の利益率と、その事業の利益率が同じとは限りません。
③ その数字から、逆質問を1本作る
上の2つの数字を組み合わせて、逆質問を1本作ります。「この事業の利益率は全社平均より低いですが、どう変える計画ですか」のように、有報を読んだ人にしか出せない問いになります。