ブリヂストンへの転職前に、有価証券報告書で確かめること

このページは、ブリヂストンを中途で受ける人と、いまブリヂストンにいる人に向けたものです。求人票や口コミには載らない、会社自身が有価証券報告書に書いた数字を並べます。直近の有報から出てきた事実は、「調整後営業利益+2%、営業利益△14%、純利益+15%」です。

決算の要点(有報から3点)

増益の主役は税務で、本業ではない。法人所得税費用が987億円減ったことが当期利益+15%の中身です。来期に同じことは起きません。見るべきは調整後営業利益の+2%のほうで、こちらが本業の実力です。

売上が最大の地域の利益率が、いちばん高いわけではない。米州は売上48%で利益率9.5%、日本は売上29%で利益率15.6%。欧州の5.0%をどこまで引き上げられるかが、次の利益率を決めます。

5期で売上36%増・人員1万9,920人減、それでもROEは半減した。効率化は進んでいますが、ROEは16.5%から8.9%へ。分子(利益)よりも分母(資本)の増え方が速い状態です。持分比率63.7%は財務の健全さの裏返しでもあり、資本効率とのバランスが論点になります。

転職前に確かめる数字(有料レポートの目次)

11万5,716人のうち、米州に4万6,312人

5期で1万9,920人減った会社の、人の置き場所

1人あたり調整後営業利益は日本806万円、欧州269万円

同じ会社の中で、3倍違う

提出会社は1万3,934人・平均年収771万円

連結11万人と、単体1万4千人の距離

女性基幹職5.5%と、会社が出した「2020年は2.4%」

5年で2.3倍。男性育休は95.2%

中途でこの会社を受けるなら

5つの地域は、5つの別会社と考える

経営企画部長が唸る逆質問10本

有報を読んだ人にしか作れない質問と、その使い分け

入社後も、自分で有報を読み続けるために

毎年見るべき3か所

面接までの3ステップ

① 「従業員の状況」で、提出会社と連結の人数・平均年収・勤続を見る

有価証券報告書の「従業員の状況」には、提出会社(本体)と連結の従業員数、平均年間給与、平均勤続年数が載っています。自分が入るのが本体なのか子会社なのかで、この数字の意味は変わります。

② 「セグメント情報」で、自分が受ける事業の利益率を見る

注記の「セグメント情報」で、自分が受ける事業の売上と利益を見ます。会社全体の利益率と、その事業の利益率が同じとは限りません。

③ その数字から、逆質問を1本作る

上の2つの数字を組み合わせて、逆質問を1本作ります。「この事業の利益率は全社平均より低いですが、どう変える計画ですか」のように、有報を読んだ人にしか出せない問いになります。

よくある質問

Q. 数字の出典は何ですか。
A. 各社が金融庁に提出した有価証券報告書と決算短信です。EDINET(金融庁の開示システム)で誰でも無料で原文を確認できます。
Q. 無料で読める範囲はどこまでですか。
A. note記事の投資家向けパート(決算の解剖)は無料で読めます。社員・転職者向けのパート(人員の配置、年収と勤続の中身、逆質問)が有料で、2,480円の買い切りです。