日本特殊陶業への転職前に、有価証券報告書で確かめること
このページは、日本特殊陶業を中途で受ける人と、いま日本特殊陶業にいる人に向けたものです。求人票や口コミには載らない、会社自身が有価証券報告書に書いた数字を並べます。直近の有報から出てきた事実は、「営業利益の97.9%を稼ぐ事業が、縮む市場にある。ROE15.7%の内側」です。
日本特殊陶業の平均年収・従業員数・勤続年数(有報・第126期)
- 平均年間給与(単体)
- 993万円
- 平均年齢(単体)
- 43.5歳
- 平均勤続年数(単体)
- 19.4年
- 従業員数(単体)
- 3,208人
- 従業員数(連結)
- 15,698人
- 売上高
- 7,312億円
- 純利益
- 1,129億円
- ROE
- 15.7%
出典:日本特殊陶業の有価証券報告書(第126期)「主要な経営指標等の推移」「従業員の状況」。平均年間給与・平均年齢・平均勤続年数・従業員数(単体)は提出会社の値。
有報から見える日本特殊陶業の論点
稼ぎ頭は自動車関連だ。営業利益(本業のもうけ)1,353億円のうち、97.9%をこの1事業が稼ぐ。その市場であるエンジン車の生産は減っている。
次の柱は半導体と買収だ。半導体製造装置向けの部品事業と、買収した子会社に賭けている。ただし、この分野はまだ赤字だ。
第1四半期の利益の急増は、保有株の値上がり益による。現金が入ったわけではなく、通期の当期利益は減る予想だ。
日本特殊陶業の業績の推移(有報の主要な経営指標)
売上高(直近5期、古い順):4,917億円 → 5,626億円 → 6,145億円 → 6,530億円 → 7,312億円
純利益(直近5期、古い順):602億円 → 663億円 → 826億円 → 926億円 → 1,129億円
出典は有価証券報告書の「主要な経営指標等の推移」です。会社が伸びている時期か、立て直しの時期かで、中途に求められる役割は変わります。面接では、この推移をどう見ているかを聞く材料になります。
日本特殊陶業の中途採用の面接までにやる3ステップ
① 「従業員の状況」で、提出会社と連結の人数・平均年収・勤続を見る
有価証券報告書の「従業員の状況」には、提出会社(本体)と連結の従業員数、平均年間給与、平均勤続年数が載っています。自分が入るのが本体なのか子会社なのかで、この数字の意味は変わります。
② 「セグメント情報」で、自分が受ける事業の利益率を見る
注記の「セグメント情報」で、自分が受ける事業の売上と利益を見ます。会社全体の利益率と、その事業の利益率が同じとは限りません。
③ その数字から、逆質問を1本作る
上の2つの数字を組み合わせて、逆質問を1本作ります。「この事業の利益率は全社平均より低いですが、どう変える計画ですか」のように、有報を読んだ人にしか出せない問いになります。