ニデックへの転職前に、有価証券報告書で確かめること

このページは、ニデックを中途で受ける人と、いまニデックにいる人に向けたものです。求人票や口コミには載らない、会社自身が有価証券報告書に書いた数字を並べます。直近の有報から出てきた事実は、「過去最高益の決算に、監査法人が意見を書かなかった」です。

決算の要点(有報から3点)

数字の前に、数字の地位を確認する必要がある。監査法人は連結財務諸表・内部統制のいずれにも意見を表明していません。第三者委員会の調査は継続中で、会社自身が「過年度及び当年度の有価証券報告書の訂正等を含め、適切な対応を行う方針」と書いています。ここに載っている数字は、変わる可能性がある数字です。

当期の増益の中身は、赤字の縮小である。営業利益+762億円のうち527億円はAMEC(車載)の損失縮小分。増収260,654百万円のうち約1,007億円は為替。実力での伸びがどれだけあるかは、この2つを引いてから考える論点です。

伸びている事業と、受注残がある事業は一致している。HDD用モータ+41.9%、AIデータセンター向け水冷モジュール、そして受注残高の58.2%を占めるMOEN(発電機・BESS)。データセンター関連が、売上でも受注でも同じ方向を指しています。対して車載は受注残高が17.2%減。次の期に効いてくる事業の順番が入れ替わりつつあると読めます。

転職前に確かめる数字(有料レポートの目次)

10万4,285人のうち、本体は1,714人

5期で854人減った提出会社と、増え続ける連結

平均年収760万円と、ジョブ型人事制度

会社が「年齢に関わらず」と書いている意味

女性管理職8.5%と、子会社16社のうち5社が0.0%

本体と製造子会社の断層

中途でこの会社を受けるなら

6セグメントのうち、本体に人がいるのは2つだけ

経営企画部長が唸る逆質問10本

調査継続中の会社に、何を聞いてよくて、何を聞いてはいけないか

入社後も、自分で有報を読み続けるために

毎年見るべき3か所

面接までの3ステップ

① 「従業員の状況」で、提出会社と連結の人数・平均年収・勤続を見る

有価証券報告書の「従業員の状況」には、提出会社(本体)と連結の従業員数、平均年間給与、平均勤続年数が載っています。自分が入るのが本体なのか子会社なのかで、この数字の意味は変わります。

② 「セグメント情報」で、自分が受ける事業の利益率を見る

注記の「セグメント情報」で、自分が受ける事業の売上と利益を見ます。会社全体の利益率と、その事業の利益率が同じとは限りません。

③ その数字から、逆質問を1本作る

上の2つの数字を組み合わせて、逆質問を1本作ります。「この事業の利益率は全社平均より低いですが、どう変える計画ですか」のように、有報を読んだ人にしか出せない問いになります。

よくある質問

Q. 数字の出典は何ですか。
A. 各社が金融庁に提出した有価証券報告書と決算短信です。EDINET(金融庁の開示システム)で誰でも無料で原文を確認できます。
Q. 無料で読める範囲はどこまでですか。
A. note記事の投資家向けパート(決算の解剖)は無料で読めます。社員・転職者向けのパート(人員の配置、年収と勤続の中身、逆質問)が有料で、2,480円の買い切りです。