阪和興業への転職前に、有価証券報告書で確かめること
このページは、阪和興業を中途で受ける人と、いま阪和興業にいる人に向けたものです。求人票や口コミには載らない、会社自身が有価証券報告書に書いた数字を並べます。直近の有報から出てきた事実は、「売上2兆6,627億円」です。
阪和興業の平均年収・従業員数・勤続年数(有報・第79期)
- 平均年間給与(単体)
- 998万円
- 平均年齢(単体)
- 37.4歳
- 平均勤続年数(単体)
- 11.3年
- 従業員数(単体)
- 1,820人
- 従業員数(連結)
- 6,079人
- 売上高
- 2兆6,627億円
- 純利益
- 383億円
- ROE
- 9.4%
出典:阪和興業の有価証券報告書(第79期)「主要な経営指標等の推移」「従業員の状況」。平均年間給与・平均年齢・平均勤続年数・従業員数(単体)は提出会社の値。
有報から見える阪和興業の論点
1. 同業の主要プレーヤーは、ほぼすべて大手の傘下にある。 伊藤忠丸紅鉄鋼は伊藤忠と丸紅の合弁、メタルワンは三井物産と住友商事の合弁、日鉄物産(現・日鉄商事)は日本製鉄の子会社だ。阪和興業だけが、鉄鋼から非鉄金属・食品・エネルギーまで自前で事業を広げてきた。
2. 2026年3月期は増収だが減益だった。 売上高は2兆6,626億円で前期より増えた。一方、経常利益(本業と財務活動を合わせた通常の利益)は前期比▲12.5%に下がった。それでも会社は、米国の鉄鋼構造物メーカーを561億円規模で買収すると発表した。
3. 会社は2026年5月に新しい3か年計画を決めた。 前の計画は財務を固める「守り」、今回は事業投資に踏み出す「攻め」と位置づけている。
阪和興業の業績の推移(有報の主要な経営指標)
売上高(直近5期、古い順):2兆1,640億円 → 2兆6,682億円 → 2兆4,320億円 → 2兆5,545億円 → 2兆6,627億円
純利益(直近5期、古い順):436億円 → 515億円 → 384億円 → 455億円 → 383億円
出典は有価証券報告書の「主要な経営指標等の推移」です。会社が伸びている時期か、立て直しの時期かで、中途に求められる役割は変わります。面接では、この推移をどう見ているかを聞く材料になります。
阪和興業の中途採用の面接までにやる3ステップ
① 「従業員の状況」で、提出会社と連結の人数・平均年収・勤続を見る
有価証券報告書の「従業員の状況」には、提出会社(本体)と連結の従業員数、平均年間給与、平均勤続年数が載っています。自分が入るのが本体なのか子会社なのかで、この数字の意味は変わります。
② 「セグメント情報」で、自分が受ける事業の利益率を見る
注記の「セグメント情報」で、自分が受ける事業の売上と利益を見ます。会社全体の利益率と、その事業の利益率が同じとは限りません。
③ その数字から、逆質問を1本作る
上の2つの数字を組み合わせて、逆質問を1本作ります。「この事業の利益率は全社平均より低いですが、どう変える計画ですか」のように、有報を読んだ人にしか出せない問いになります。