三井住友FGへの転職前に、有価証券報告書で確かめること
このページは、三井住友FGを中途で受ける人と、いま三井住友FGにいる人に向けたものです。求人票や口コミには載らない、会社自身が有価証券報告書に書いた数字を並べます。直近の有報から出てきた事実は、「純利益1兆5,830億円でROE10.38%、業務純益の22%は1,347人の市場事業部門」です。
決算の要点(有報から3点)
増益の主役は国内。国内の資金運用収支が+5,889億円で、海外は△1,638億円。国内の貸出金利回りは1.67%→1.88%、残高も3兆8,521億円増えました。次に見るべきは、この国内の利回り改善がどこまで続くかです。
部門の明暗が分かれた。ホールセール+2,135億円、リテール+1,394億円に対し、グローバルは+163億円。グローバルは低採算アセットの売却損と米州銀行子会社売却損461億円を出しながらの運営です。資産を絞る局面の部門と、伸ばす局面の部門が同居している構造を理解しておく必要があります。
還元の方針が一段強くなった。配当性向40%に加えて「毎期の増配を原則」。配当157円(+35円)と自己株式2,395億円の消却。業績が横ばいでも配当は増える建て付けになりました。その分、効率性目標(ベース経費)の未達が次の中期経営計画にどう引き継がれるかが論点です。
転職前に確かめる数字(有料レポートの目次)
12万2,970人のうち、6万8,699人はグローバル事業部門
半分以上が海外の部門にいる会社
1人あたり連結業務純益は市場3億7,765万円、グローバル955万円
同じ会社の中で、39倍違う
持株会社1,678人は全員が出向者・平均年収1,180万円
銀行9,338千円、日興証券11,537千円との距離
SMBC日興証券の平均年収が9.78%上がった年
3社の昇給率を並べて読む
女性管理職は7社で16.2〜27.9%
賃金差異53.5%に、会社が挙げた3つの理由
中途でこの会社を受けるなら
4部門は、4つの別会社と考える
経営企画部長が唸る逆質問10本
有報を読んだ人にしか作れない質問と、その使い分け
入社後も、自分で有報を読み続けるために
毎年見るべき3か所
面接までの3ステップ
① 「従業員の状況」で、提出会社と連結の人数・平均年収・勤続を見る
有価証券報告書の「従業員の状況」には、提出会社(本体)と連結の従業員数、平均年間給与、平均勤続年数が載っています。自分が入るのが本体なのか子会社なのかで、この数字の意味は変わります。
② 「セグメント情報」で、自分が受ける事業の利益率を見る
注記の「セグメント情報」で、自分が受ける事業の売上と利益を見ます。会社全体の利益率と、その事業の利益率が同じとは限りません。
③ その数字から、逆質問を1本作る
上の2つの数字を組み合わせて、逆質問を1本作ります。「この事業の利益率は全社平均より低いですが、どう変える計画ですか」のように、有報を読んだ人にしか出せない問いになります。