NTTへの転職前に、有価証券報告書で確かめること
このページは、NTTを中途で受ける人と、いまNTTにいる人に向けたものです。求人票や口コミには載らない、会社自身が有価証券報告書に書いた数字を並べます。直近の有報から出てきた事実は、「総資産が1年で16兆円増えた」です。
決算の要点(有報から3点)
総資産1.55倍は事業成長ではない。増加14.7兆円の大半は総合ICT事業=銀行の連結によるものです。資産効率の指標を前期と単純比較すると誤読します。
利益の主役が交代した。総合ICTが減益、グローバル・ソリューションが+50.7%。次に見るべきはNTTデータ側の利益率が維持できるかです。ここが全社の増益を支えています。
財務レバレッジが上がった。株主資本は4,939億円減り、長期借入は5兆7,974億円増えました。非支配持分の取得2兆3,957億円という一度きりの支出の効果が、今後の連結利益にどう表れるかが焦点になります。
転職前に確かめる数字(有料レポートの目次)
34万人のうち20万人はNTTデータ側にいる
「NTTに入る」が意味するものは、人によって違う
13年連続の賃上げ、2026年度は平均約6%
有報に書かれた、賃金改定の実績と初任給
持株会社の社員は2,606人しかいない
どの会社に入るかで、まったく違う会社になる
中途でこの会社を受けるなら
NTTデータ13,189人と、その他800社超
経営企画部長が唸る逆質問10本
有報を読んだ人にしか作れない質問と、その使い分け
平均年収1,056万円が下がっている理由
提出会社の給与が△1.2%になった意味
女性管理職12.7%、男性育休113.3%
数字が示す職場の実態
入社後も、自分で有報を読み続けるために
毎年見るべき3か所
面接までの3ステップ
① 「従業員の状況」で、提出会社と連結の人数・平均年収・勤続を見る
有価証券報告書の「従業員の状況」には、提出会社(本体)と連結の従業員数、平均年間給与、平均勤続年数が載っています。自分が入るのが本体なのか子会社なのかで、この数字の意味は変わります。
② 「セグメント情報」で、自分が受ける事業の利益率を見る
注記の「セグメント情報」で、自分が受ける事業の売上と利益を見ます。会社全体の利益率と、その事業の利益率が同じとは限りません。
③ その数字から、逆質問を1本作る
上の2つの数字を組み合わせて、逆質問を1本作ります。「この事業の利益率は全社平均より低いですが、どう変える計画ですか」のように、有報を読んだ人にしか出せない問いになります。