クレハへの転職前に、有価証券報告書で確かめること

このページは、クレハを中途で受ける人と、いまクレハにいる人に向けたものです。求人票や口コミには載らない、会社自身が有価証券報告書に書いた数字を並べます。直近の有報から出てきた事実は、「「2030年度目標を撤回します」と有価証券報告書に書いた会社。」です。

クレハの平均年収・従業員数・勤続年数(有報・第113期)

平均年間給与(単体)
742万円
平均年齢(単体)
43.6歳
平均勤続年数(単体)
19.8年
従業員数(単体)
1,631人
従業員数(連結)
3,941人
売上高
1,617億円
純利益
−107億円
ROE
-5.7%

出典:クレハの有価証券報告書(第113期)「主要な経営指標等の推移」「従業員の状況」。平均年間給与・平均年齢・平均勤続年数・従業員数(単体)は提出会社の値。

有報から見えるクレハの論点

第113期(2026年3月期)は、営業損失が185億円、当期損失が106億円だった。電池材料の見通しを誤ったことを、有価証券報告書が自ら認めている。

5つの事業の営業利益を合計すると145億円で、前期の100億円から増えた。赤字の主因は、事業全体の不振ではなく特定の設備の減損である。

会社は2030年度の目標を撤回し、2035年度を新しい到達点にした。2026〜2028年度の3年計画も新たに出している。

クレハの業績の推移(有報の主要な経営指標)

売上高(直近5期、古い順):1,683億円 → 1,913億円 → 1,780億円 → 1,620億円 → 1,617億円

純利益(直近5期、古い順):142億円 → 169億円 → 97億円 → 78億円 → −107億円

出典は有価証券報告書の「主要な経営指標等の推移」です。会社が伸びている時期か、立て直しの時期かで、中途に求められる役割は変わります。面接では、この推移をどう見ているかを聞く材料になります。

クレハの中途採用の面接までにやる3ステップ

① 「従業員の状況」で、提出会社と連結の人数・平均年収・勤続を見る

有価証券報告書の「従業員の状況」には、提出会社(本体)と連結の従業員数、平均年間給与、平均勤続年数が載っています。自分が入るのが本体なのか子会社なのかで、この数字の意味は変わります。

② 「セグメント情報」で、自分が受ける事業の利益率を見る

注記の「セグメント情報」で、自分が受ける事業の売上と利益を見ます。会社全体の利益率と、その事業の利益率が同じとは限りません。

③ その数字から、逆質問を1本作る

上の2つの数字を組み合わせて、逆質問を1本作ります。「この事業の利益率は全社平均より低いですが、どう変える計画ですか」のように、有報を読んだ人にしか出せない問いになります。

よくある質問

Q. クレハの平均年収はいくらですか。
A. 有価証券報告書(第113期)の「従業員の状況」によると、提出会社(単体)の平均年間給与は742万円(平均年齢43.6歳)です。連結子会社の社員や職種別の水準とは異なります。
Q. クレハの平均勤続年数は何年ですか。
A. 有価証券報告書(第113期)では、提出会社(単体)の平均勤続年数は19.8年です。勤続年数は中途採用の多さや、持株会社化・統合の時期でも変わるため、面接で背景を聞く材料になります。
Q. クレハの従業員数は何人ですか。
A. 有価証券報告書(第113期)では、提出会社(単体)が1,631人、連結が3,941人です。中途で入るのが本体か子会社かで、年収や勤続の数字の意味は変わります。
Q. 数字の出典は何ですか。
A. 各社が金融庁に提出した有価証券報告書です。EDINET(金融庁の開示システム)で誰でも無料で原文を確認できます。