ダイセルへの転職前に、有価証券報告書で確かめること
このページは、ダイセルを中途で受ける人と、いまダイセルにいる人に向けたものです。求人票や口コミには載らない、会社自身が有価証券報告書に書いた数字を並べます。直近の有報から出てきた事実は、「建設中の工場を328億減損」です。
ダイセルの平均年収・従業員数・勤続年数(有報・第160期)
- 平均年間給与(単体)
- 866万円
- 平均年齢(単体)
- 41.9歳
- 平均勤続年数(単体)
- 15.3年
- 従業員数(単体)
- 2,533人
- 従業員数(連結)
- 11,034人
- 売上高
- 5,796億円
- 純利益
- 102億円
- ROE
- 2.9%
出典:ダイセルの有価証券報告書(第160期)「主要な経営指標等の推移」「従業員の状況」。平均年間給与・平均年齢・平均勤続年数・従業員数(単体)は提出会社の値。
有報から見えるダイセルの論点
第160期は、純利益が79.4%減った。建設中のプラントに328億円の減損損失を計上したためだ。減損とは、投じたお金を回収できないと判断して損として計上することである。
前の中期戦略は、目標がすべて未達だった。ROE(株主のお金でどれだけ稼いだかを示す率)は、目標17.1%に対し実績2.9%だった。
ダイセルの業績の推移(有報の主要な経営指標)
売上高(直近5期、古い順):4,679億円 → 5,380億円 → 5,581億円 → 5,865億円 → 5,796億円
純利益(直近5期、古い順):313億円 → 407億円 → 558億円 → 495億円 → 102億円
出典は有価証券報告書の「主要な経営指標等の推移」です。会社が伸びている時期か、立て直しの時期かで、中途に求められる役割は変わります。面接では、この推移をどう見ているかを聞く材料になります。
ダイセルの中途採用の面接までにやる3ステップ
① 「従業員の状況」で、提出会社と連結の人数・平均年収・勤続を見る
有価証券報告書の「従業員の状況」には、提出会社(本体)と連結の従業員数、平均年間給与、平均勤続年数が載っています。自分が入るのが本体なのか子会社なのかで、この数字の意味は変わります。
② 「セグメント情報」で、自分が受ける事業の利益率を見る
注記の「セグメント情報」で、自分が受ける事業の売上と利益を見ます。会社全体の利益率と、その事業の利益率が同じとは限りません。
③ その数字から、逆質問を1本作る
上の2つの数字を組み合わせて、逆質問を1本作ります。「この事業の利益率は全社平均より低いですが、どう変える計画ですか」のように、有報を読んだ人にしか出せない問いになります。