積水化学への転職前に、有価証券報告書で確かめること
このページは、積水化学を中途で受ける人と、いま積水化学にいる人に向けたものです。求人票や口コミには載らない、会社自身が有価証券報告書に書いた数字を並べます。直近の有報から出てきた事実は、「投資の4割は赤字事業へ」です。
積水化学の平均年収・従業員数・勤続年数(有報・第104期)
- 平均年間給与(単体)
- 946万円
- 平均年齢(単体)
- 44.2歳
- 平均勤続年数(単体)
- 15.9年
- 従業員数(単体)
- 3,156人
- 従業員数(連結)
- 26,752人
- 売上高
- 1兆3,093億円
- 純利益
- 752億円
- ROE
- 9.1%
出典:積水化学の有価証券報告書(第104期)「主要な経営指標等の推移」「従業員の状況」。平均年間給与・平均年齢・平均勤続年数・従業員数(単体)は提出会社の値。
有報から見える積水化学の論点
会社は2030年に「業容倍増」を掲げている。業容とは事業の規模のことだ。当期の売上高1兆3,092億円が、2兆6,000億円規模になる計算である。
当期は、本業の利益が過去最高だった。それでも最終的な利益は減った。過去の投資の一部を、損失として処理したからだ。
最大の賭け先は、薄くて曲がる太陽電池の工場である。この事業は、いまは赤字の区分に入っている。
積水化学の業績の推移(有報の主要な経営指標)
売上高(直近5期、古い順):1兆1,579億円 → 1兆2,425億円 → 1兆2,565億円 → 1兆2,978億円 → 1兆3,093億円
純利益(直近5期、古い順):371億円 → 693億円 → 779億円 → 819億円 → 752億円
出典は有価証券報告書の「主要な経営指標等の推移」です。会社が伸びている時期か、立て直しの時期かで、中途に求められる役割は変わります。面接では、この推移をどう見ているかを聞く材料になります。
積水化学の中途採用の面接までにやる3ステップ
① 「従業員の状況」で、提出会社と連結の人数・平均年収・勤続を見る
有価証券報告書の「従業員の状況」には、提出会社(本体)と連結の従業員数、平均年間給与、平均勤続年数が載っています。自分が入るのが本体なのか子会社なのかで、この数字の意味は変わります。
② 「セグメント情報」で、自分が受ける事業の利益率を見る
注記の「セグメント情報」で、自分が受ける事業の売上と利益を見ます。会社全体の利益率と、その事業の利益率が同じとは限りません。
③ その数字から、逆質問を1本作る
上の2つの数字を組み合わせて、逆質問を1本作ります。「この事業の利益率は全社平均より低いですが、どう変える計画ですか」のように、有報を読んだ人にしか出せない問いになります。