楽天への転職前に、有価証券報告書で確かめること
このページは、楽天を中途で受ける人と、いま楽天にいる人に向けたものです。求人票や口コミには載らない、会社自身が有価証券報告書に書いた数字を並べます。直近の有報から出てきた事実は、「営業利益が14倍に」です。
楽天の平均年収・従業員数・勤続年数(有報・第29期)
- 平均年間給与(単体)
- 851万円
- 平均年齢(単体)
- 36.0歳
- 平均勤続年数(単体)
- 6.3年
- 従業員数(単体)
- 9,989人
- 従業員数(連結)
- 29,419人
- 売上高
- 2兆4,966億円
- 純利益
- −1,779億円
- ROE
- -18.5%
出典:楽天の有価証券報告書(第29期)「主要な経営指標等の推移」「従業員の状況」。平均年間給与・平均年齢・平均勤続年数・従業員数(単体)は提出会社の値。
有報から見える楽天の論点
売上は伸びたが、利益は見方で姿が変わる。国際的な会計ルール(IFRS)では減益、会社が経営判断に使う社内指標(Non-GAAP)では大幅増益だ。
投資は携帯の基地局に集中している。会社自身がモバイルを「投資フェーズ」と認めている。
銀行・カード・証券を抱えるため、一般の事業会社とは財務の見え方が違う。
楽天の業績の推移(有報の主要な経営指標)
売上高(直近5期、古い順):1兆6,818億円 → 1兆9,209億円 → 2兆713億円 → 2兆2,792億円 → 2兆4,966億円
純利益(直近5期、古い順):−1,338億円 → −3,772億円 → −3,395億円 → −1,624億円 → −1,779億円
出典は有価証券報告書の「主要な経営指標等の推移」です。会社が伸びている時期か、立て直しの時期かで、中途に求められる役割は変わります。面接では、この推移をどう見ているかを聞く材料になります。
楽天の中途採用の面接までにやる3ステップ
① 「従業員の状況」で、提出会社と連結の人数・平均年収・勤続を見る
有価証券報告書の「従業員の状況」には、提出会社(本体)と連結の従業員数、平均年間給与、平均勤続年数が載っています。自分が入るのが本体なのか子会社なのかで、この数字の意味は変わります。
② 「セグメント情報」で、自分が受ける事業の利益率を見る
注記の「セグメント情報」で、自分が受ける事業の売上と利益を見ます。会社全体の利益率と、その事業の利益率が同じとは限りません。
③ その数字から、逆質問を1本作る
上の2つの数字を組み合わせて、逆質問を1本作ります。「この事業の利益率は全社平均より低いですが、どう変える計画ですか」のように、有報を読んだ人にしか出せない問いになります。