東映アニメへの転職前に、有価証券報告書で確かめること
このページは、東映アニメを中途で受ける人と、いま東映アニメにいる人に向けたものです。求人票や口コミには載らない、会社自身が有価証券報告書に書いた数字を並べます。直近の有報から出てきた事実は、「版権76人が稼ぐ構造」です。
東映アニメの平均年収・従業員数・勤続年数(有報・第88期)
- 平均年間給与(単体)
- 855万円
- 平均年齢(単体)
- 39.0歳
- 平均勤続年数(単体)
- 9.0年
- 従業員数(単体)
- 758人
- 従業員数(連結)
- 1,048人
- 売上高
- 937億円
- 純利益
- 251億円
- ROE
- 15.5%
出典:東映アニメの有価証券報告書(第88期)「主要な経営指標等の推移」「従業員の状況」。平均年間給与・平均年齢・平均勤続年数・従業員数(単体)は提出会社の値。
有報から見える東映アニメの論点
版権事業とは、作品のキャラクターや映像を他社に使わせて対価を得る事業だ。この事業の従業員は76名で、会社全体のセグメント利益(事業ごとの利益)の73.1%を稼いでいる。
2025年10月発表の中期経営計画「VISION2030」は、2030年度に売上高2,000億円、営業利益500億円を掲げる。2035年度には売上高5,000億円規模を目指す。
会社はこの5年を「仕込み期間」と呼ぶ。翌期(2027年3月期)の会社予想は、増収でも営業利益が19.4%減る計画だ。
東映アニメの業績の推移(有報の主要な経営指標)
売上高(直近5期、古い順):570億円 → 875億円 → 887億円 → 1,008億円 → 937億円
純利益(直近5期、古い順):128億円 → 209億円 → 188億円 → 236億円 → 251億円
出典は有価証券報告書の「主要な経営指標等の推移」です。会社が伸びている時期か、立て直しの時期かで、中途に求められる役割は変わります。面接では、この推移をどう見ているかを聞く材料になります。
東映アニメの中途採用の面接までにやる3ステップ
① 「従業員の状況」で、提出会社と連結の人数・平均年収・勤続を見る
有価証券報告書の「従業員の状況」には、提出会社(本体)と連結の従業員数、平均年間給与、平均勤続年数が載っています。自分が入るのが本体なのか子会社なのかで、この数字の意味は変わります。
② 「セグメント情報」で、自分が受ける事業の利益率を見る
注記の「セグメント情報」で、自分が受ける事業の売上と利益を見ます。会社全体の利益率と、その事業の利益率が同じとは限りません。
③ その数字から、逆質問を1本作る
上の2つの数字を組み合わせて、逆質問を1本作ります。「この事業の利益率は全社平均より低いですが、どう変える計画ですか」のように、有報を読んだ人にしか出せない問いになります。