ファナックへの転職前に、有価証券報告書で確かめること
このページは、ファナックを中途で受ける人と、いまファナックにいる人に向けたものです。求人票や口コミには載らない、会社自身が有価証券報告書に書いた数字を並べます。直近の有報から出てきた事実は、「営業利益15.7%増」です。
ファナックの平均年収・従業員数・勤続年数(有報・第57期)
- 平均年間給与(単体)
- 1,144万円
- 平均年齢(単体)
- 40.0歳
- 平均勤続年数(単体)
- 15.3年
- 従業員数(単体)
- 4,842人
- 従業員数(連結)
- 10,040人
- 売上高
- 8,578億円
- 純利益
- 1,665億円
- ROE
- 9.3%
出典:ファナックの有価証券報告書(第57期)「主要な経営指標等の推移」「従業員の状況」。平均年間給与・平均年齢・平均勤続年数・従業員数(単体)は提出会社の値。
有報から見えるファナックの論点
土台はCNCとサーボだ。CNCは工作機械を数字で動かす頭脳で、サーボはその指示どおりに動かす筋肉にあたる。CNCの世界シェアは50%超ある。
今の稼ぎ頭はロボット部門だ。売上全体の44.1%を占め、前期より14.9%増えた。
総資産のうち返す必要のないお金の割合(自己資本比率)は89.2%で、ほぼ無借金だ。一方、有価証券報告書(会社が毎年出す公式の報告書)には、中期の数値目標が出てこない。
ファナックの業績の推移(有報の主要な経営指標)
売上高(直近5期、古い順):7,330億円 → 8,520億円 → 7,953億円 → 7,971億円 → 8,578億円
純利益(直近5期、古い順):1,553億円 → 1,706億円 → 1,332億円 → 1,476億円 → 1,665億円
出典は有価証券報告書の「主要な経営指標等の推移」です。会社が伸びている時期か、立て直しの時期かで、中途に求められる役割は変わります。面接では、この推移をどう見ているかを聞く材料になります。
ファナックの中途採用の面接までにやる3ステップ
① 「従業員の状況」で、提出会社と連結の人数・平均年収・勤続を見る
有価証券報告書の「従業員の状況」には、提出会社(本体)と連結の従業員数、平均年間給与、平均勤続年数が載っています。自分が入るのが本体なのか子会社なのかで、この数字の意味は変わります。
② 「セグメント情報」で、自分が受ける事業の利益率を見る
注記の「セグメント情報」で、自分が受ける事業の売上と利益を見ます。会社全体の利益率と、その事業の利益率が同じとは限りません。
③ その数字から、逆質問を1本作る
上の2つの数字を組み合わせて、逆質問を1本作ります。「この事業の利益率は全社平均より低いですが、どう変える計画ですか」のように、有報を読んだ人にしか出せない問いになります。