ロームへの転職前に、有価証券報告書で確かめること
このページは、ロームを中途で受ける人と、いまロームにいる人に向けたものです。求人票や口コミには載らない、会社自身が有価証券報告書に書いた数字を並べます。直近の有報から出てきた事実は、「黒字化の年に大型減損」です。
ロームの平均年収・従業員数・勤続年数(有報・第68期)
- 平均年間給与(単体)
- 804万円
- 平均年齢(単体)
- 42.4歳
- 平均勤続年数(単体)
- 14.0年
- 従業員数(単体)
- 4,199人
- 従業員数(連結)
- 21,756人
- 売上高
- 4,811億円
- 純利益
- −1,584億円
- ROE
- -19.2%
出典:ロームの有価証券報告書(第68期)「主要な経営指標等の推移」「従業員の状況」。平均年間給与・平均年齢・平均勤続年数・従業員数(単体)は提出会社の値。
有報から見えるロームの論点
本業は戻った。営業利益は前期の△400億円から、当期は108億円の黒字になった。
最終損益は△1,584億円の赤字だった。主因は減損損失1,936億円である。減損とは、稼ぐ力が落ちたと見て設備の帳簿上の価値を減らす処理だ。
会社は営業利益率20%以上を2028年度の目標に掲げ、東芝・三菱電機との統合協議も進めている。
ロームの業績の推移(有報の主要な経営指標)
売上高(直近5期、古い順):4,521億円 → 5,079億円 → 4,678億円 → 4,485億円 → 4,811億円
純利益(直近5期、古い順):668億円 → 804億円 → 540億円 → −501億円 → −1,584億円
出典は有価証券報告書の「主要な経営指標等の推移」です。会社が伸びている時期か、立て直しの時期かで、中途に求められる役割は変わります。面接では、この推移をどう見ているかを聞く材料になります。
ロームの中途採用の面接までにやる3ステップ
① 「従業員の状況」で、提出会社と連結の人数・平均年収・勤続を見る
有価証券報告書の「従業員の状況」には、提出会社(本体)と連結の従業員数、平均年間給与、平均勤続年数が載っています。自分が入るのが本体なのか子会社なのかで、この数字の意味は変わります。
② 「セグメント情報」で、自分が受ける事業の利益率を見る
注記の「セグメント情報」で、自分が受ける事業の売上と利益を見ます。会社全体の利益率と、その事業の利益率が同じとは限りません。
③ その数字から、逆質問を1本作る
上の2つの数字を組み合わせて、逆質問を1本作ります。「この事業の利益率は全社平均より低いですが、どう変える計画ですか」のように、有報を読んだ人にしか出せない問いになります。