ゆうちょ銀行への転職前に、有価証券報告書で確かめること

このページは、ゆうちょ銀行を中途で受ける人と、いまゆうちょ銀行にいる人に向けたものです。求人票や口コミには載らない、会社自身が有価証券報告書に書いた数字を並べます。直近の有報から出てきた事実は、「貸出は4兆円しかない」です。

ゆうちょ銀行の平均年収・従業員数・勤続年数(有報・第20期)

平均年間給与(単体)
730万円
平均年齢(単体)
45.8歳
平均勤続年数(単体)
21.0年
従業員数(単体)
10,659人
従業員数(連結)
10,771人
売上高
2兆8,522億円
純利益
5,256億円
ROE
5.8%

出典:ゆうちょ銀行の有価証券報告書(第20期)「主要な経営指標等の推移」「従業員の状況」。平均年間給与・平均年齢・平均勤続年数・従業員数(単体)は提出会社の値。

有報から見えるゆうちょ銀行の論点

貸さずに、国債などの債券で運用する銀行だ。 貯金の平均残高189兆円に対し、貸出は4兆円。総資産に占める貸出は2%に満たない。

金利上昇で利益は急増したが、稼ぐ力はまだ低い。 純利益は5,256億円(前期比+26.9%)。ただしROE(株主のお金でどれだけ稼いだかを示す率)は5.75%だ。

ゆうちょ銀行の業績の推移(有報の主要な経営指標)

売上高(直近5期、古い順):1兆9,776億円 → 2兆643億円 → 2兆6,517億円 → 2兆5,221億円 → 2兆8,522億円

純利益(直近5期、古い順):3,551億円 → 3,251億円 → 3,561億円 → 4,143億円 → 5,256億円

出典は有価証券報告書の「主要な経営指標等の推移」です。会社が伸びている時期か、立て直しの時期かで、中途に求められる役割は変わります。面接では、この推移をどう見ているかを聞く材料になります。

ゆうちょ銀行の中途採用の面接までにやる3ステップ

① 「従業員の状況」で、提出会社と連結の人数・平均年収・勤続を見る

有価証券報告書の「従業員の状況」には、提出会社(本体)と連結の従業員数、平均年間給与、平均勤続年数が載っています。自分が入るのが本体なのか子会社なのかで、この数字の意味は変わります。

② 「セグメント情報」で、自分が受ける事業の利益率を見る

注記の「セグメント情報」で、自分が受ける事業の売上と利益を見ます。会社全体の利益率と、その事業の利益率が同じとは限りません。

③ その数字から、逆質問を1本作る

上の2つの数字を組み合わせて、逆質問を1本作ります。「この事業の利益率は全社平均より低いですが、どう変える計画ですか」のように、有報を読んだ人にしか出せない問いになります。

よくある質問

Q. ゆうちょ銀行の平均年収はいくらですか。
A. 有価証券報告書(第20期)の「従業員の状況」によると、提出会社(単体)の平均年間給与は730万円(平均年齢45.8歳)です。連結子会社の社員や職種別の水準とは異なります。
Q. ゆうちょ銀行の平均勤続年数は何年ですか。
A. 有価証券報告書(第20期)では、提出会社(単体)の平均勤続年数は21.0年です。勤続年数は中途採用の多さや、持株会社化・統合の時期でも変わるため、面接で背景を聞く材料になります。
Q. ゆうちょ銀行の従業員数は何人ですか。
A. 有価証券報告書(第20期)では、提出会社(単体)が10,659人、連結が10,771人です。中途で入るのが本体か子会社かで、年収や勤続の数字の意味は変わります。
Q. 数字の出典は何ですか。
A. 各社が金融庁に提出した有価証券報告書です。EDINET(金融庁の開示システム)で誰でも無料で原文を確認できます。