シマノへの転職前に、有価証券報告書で確かめること
このページは、シマノを中途で受ける人と、いまシマノにいる人に向けたものです。求人票や口コミには載らない、会社自身が有価証券報告書に書いた数字を並べます。直近の有報から出てきた事実は、「売上の9割を海外で稼ぐ堺の部品メーカー」です。
シマノの平均年収・従業員数・勤続年数(有報・第119期)
- 平均年間給与(単体)
- 899万円
- 平均年齢(単体)
- 41.6歳
- 平均勤続年数(単体)
- 13.8年
- 従業員数(単体)
- 1,779人
- 従業員数(連結)
- 10,242人
- 売上高
- 4,662億円
- 純利益
- 340億円
- ROE
- 3.9%
出典:シマノの有価証券報告書(第119期)「主要な経営指標等の推移」「従業員の状況」。平均年間給与・平均年齢・平均勤続年数・従業員数(単体)は提出会社の値。
有報から見えるシマノの論点
売上の9割は海外だ。日本の売上は全体の9.1%しかない。
利益はこの3年で大きく沈んだ。コロナ期の自転車ブームの反動で、2025年12月期の純利益は前期の半分以下になった。
それでも、買収はしない。お金は自前の工場と技術、そして株主還元に回している。
シマノの業績の推移(有報の主要な経営指標)
売上高(直近5期、古い順):5,465億円 → 6,289億円 → 4,744億円 → 4,510億円 → 4,662億円
純利益(直近5期、古い順):1,159億円 → 1,282億円 → 611億円 → 763億円 → 340億円
出典は有価証券報告書の「主要な経営指標等の推移」です。会社が伸びている時期か、立て直しの時期かで、中途に求められる役割は変わります。面接では、この推移をどう見ているかを聞く材料になります。
シマノの中途採用の面接までにやる3ステップ
① 「従業員の状況」で、提出会社と連結の人数・平均年収・勤続を見る
有価証券報告書の「従業員の状況」には、提出会社(本体)と連結の従業員数、平均年間給与、平均勤続年数が載っています。自分が入るのが本体なのか子会社なのかで、この数字の意味は変わります。
② 「セグメント情報」で、自分が受ける事業の利益率を見る
注記の「セグメント情報」で、自分が受ける事業の売上と利益を見ます。会社全体の利益率と、その事業の利益率が同じとは限りません。
③ その数字から、逆質問を1本作る
上の2つの数字を組み合わせて、逆質問を1本作ります。「この事業の利益率は全社平均より低いですが、どう変える計画ですか」のように、有報を読んだ人にしか出せない問いになります。