オリンパスへの転職前に、有価証券報告書で確かめること

このページは、オリンパスを中途で受ける人と、いまオリンパスにいる人に向けたものです。求人票や口コミには載らない、会社自身が有価証券報告書に書いた数字を並べます。直近の有報から出てきた事実は、「規制措置で利益4割減」です。

オリンパスの平均年収・従業員数・勤続年数(有報・第158期)

平均年間給与(単体)
1,006万円
平均年齢(単体)
44.1歳
平均勤続年数(単体)
15.7年
従業員数(単体)
2,469人
従業員数(連結)
28,138人
売上高
1兆107億円
純利益
682億円
ROE
8.7%

出典:オリンパスの有価証券報告書(第158期)「主要な経営指標等の推移」「従業員の状況」。平均年間給与・平均年齢・平均勤続年数・従業員数(単体)は提出会社の値。

有報から見えるオリンパスの論点

売上収益は過去最高の1兆107億円。それでも営業利益は前期から4割減った。

原因は市況ではなく、米国当局による輸入警告と自主出荷停止だ。製品は売れるのに出荷できなかった。

会社は新しい経営戦略に賭けており、当期はその組織再編に269億円を払った。

オリンパスの業績の推移(有報の主要な経営指標)

売上高(直近5期、古い順):7,501億円 → 8,819億円 → 9,258億円 → 9,973億円 → 1兆107億円

純利益(直近5期、古い順):1,157億円 → 1,434億円 → 2,426億円 → 1,179億円 → 682億円

出典は有価証券報告書の「主要な経営指標等の推移」です。会社が伸びている時期か、立て直しの時期かで、中途に求められる役割は変わります。面接では、この推移をどう見ているかを聞く材料になります。

オリンパスの中途採用の面接までにやる3ステップ

① 「従業員の状況」で、提出会社と連結の人数・平均年収・勤続を見る

有価証券報告書の「従業員の状況」には、提出会社(本体)と連結の従業員数、平均年間給与、平均勤続年数が載っています。自分が入るのが本体なのか子会社なのかで、この数字の意味は変わります。

② 「セグメント情報」で、自分が受ける事業の利益率を見る

注記の「セグメント情報」で、自分が受ける事業の売上と利益を見ます。会社全体の利益率と、その事業の利益率が同じとは限りません。

③ その数字から、逆質問を1本作る

上の2つの数字を組み合わせて、逆質問を1本作ります。「この事業の利益率は全社平均より低いですが、どう変える計画ですか」のように、有報を読んだ人にしか出せない問いになります。

よくある質問

Q. オリンパスの平均年収はいくらですか。
A. 有価証券報告書(第158期)の「従業員の状況」によると、提出会社(単体)の平均年間給与は1,006万円(平均年齢44.1歳)です。連結子会社の社員や職種別の水準とは異なります。
Q. オリンパスの平均勤続年数は何年ですか。
A. 有価証券報告書(第158期)では、提出会社(単体)の平均勤続年数は15.7年です。勤続年数は中途採用の多さや、持株会社化・統合の時期でも変わるため、面接で背景を聞く材料になります。
Q. オリンパスの従業員数は何人ですか。
A. 有価証券報告書(第158期)では、提出会社(単体)が2,469人、連結が28,138人です。中途で入るのが本体か子会社かで、年収や勤続の数字の意味は変わります。
Q. 数字の出典は何ですか。
A. 各社が金融庁に提出した有価証券報告書です。EDINET(金融庁の開示システム)で誰でも無料で原文を確認できます。