稲畑産業への転職前に、有価証券報告書で確かめること
このページは、稲畑産業を中途で受ける人と、いま稲畑産業にいる人に向けたものです。求人票や口コミには載らない、会社自身が有価証券報告書に書いた数字を並べます。直近の有報から出てきた事実は、「減収で過去最高益」です。
稲畑産業の平均年収・従業員数・勤続年数(有報・第165期)
- 平均年間給与(単体)
- 1,006万円
- 平均年齢(単体)
- 40.1歳
- 平均勤続年数(単体)
- 13.0年
- 従業員数(単体)
- 678人
- 従業員数(連結)
- 4,719人
- 売上高
- 8,327億円
- 純利益
- 206億円
- ROE
- 9.3%
出典:稲畑産業の有価証券報告書(第165期)「主要な経営指標等の推移」「従業員の状況」。平均年間給与・平均年齢・平均勤続年数・従業員数(単体)は提出会社の値。
有報から見える稲畑産業の論点
第165期は売上が0.6%減った。しかし営業利益262億円と経常利益277億円は、ともに過去最高だった。経常利益とは、本業以外の収支も含めた通常の利益のことだ。
稼ぎ方には偏りがある。1人あたりのセグメント利益(事業ごとの利益を人数で割った額)は、合成樹脂が約454万円、情報電子が約1,498万円だ。
会社は売上高1兆円以上を目標に掲げている。ただし足元では、売上より利益を優先して動いている。
稲畑産業の業績の推移(有報の主要な経営指標)
売上高(直近5期、古い順):6,810億円 → 7,356億円 → 7,660億円 → 8,378億円 → 8,327億円
純利益(直近5期、古い順):224億円 → 195億円 → 200億円 → 198億円 → 206億円
出典は有価証券報告書の「主要な経営指標等の推移」です。会社が伸びている時期か、立て直しの時期かで、中途に求められる役割は変わります。面接では、この推移をどう見ているかを聞く材料になります。
稲畑産業の中途採用の面接までにやる3ステップ
① 「従業員の状況」で、提出会社と連結の人数・平均年収・勤続を見る
有価証券報告書の「従業員の状況」には、提出会社(本体)と連結の従業員数、平均年間給与、平均勤続年数が載っています。自分が入るのが本体なのか子会社なのかで、この数字の意味は変わります。
② 「セグメント情報」で、自分が受ける事業の利益率を見る
注記の「セグメント情報」で、自分が受ける事業の売上と利益を見ます。会社全体の利益率と、その事業の利益率が同じとは限りません。
③ その数字から、逆質問を1本作る
上の2つの数字を組み合わせて、逆質問を1本作ります。「この事業の利益率は全社平均より低いですが、どう変える計画ですか」のように、有報を読んだ人にしか出せない問いになります。