ANAへの転職前に、有価証券報告書で確かめること

このページは、ANAを中途で受ける人と、いまANAにいる人に向けたものです。求人票や口コミには載らない、会社自身が有価証券報告書に書いた数字を並べます。直近の有報から出てきた事実は、「売上2.54兆円で増収増益」です。

ANAの平均年収・従業員数・勤続年数(有報・第76期)

平均年間給与(単体)
771万円
平均年齢(単体)
46.2歳
平均勤続年数(単体)
2.9年
従業員数(単体)
286人
従業員数(連結)
47,826人
売上高
2兆5,392億円
純利益
1,691億円
ROE
12.9%

出典:ANAの有価証券報告書(第76期)「主要な経営指標等の推移」「従業員の状況」。平均年間給与・平均年齢・平均勤続年数・従業員数(単体)は提出会社の値。

有報から見えるANAの論点

会社は2030年度に営業利益3,100億円を目標に掲げている。営業利益とは、本業で稼いだ利益のことだ。

2026年3月期は売上2兆5,392億円、営業利益2,174億円と好調だった。2025年8月には日本貨物航空(NCA)を買収した。

2027年3月期の営業利益は1,500億円(31.0%減)の予想だ。主因は、中東情勢による燃油費の高騰である。

ANAの業績の推移(有報の主要な経営指標)

売上高(直近5期、古い順):1兆203億円 → 1兆7,075億円 → 2兆559億円 → 2兆2,619億円 → 2兆5,392億円

純利益(直近5期、古い順):−1,436億円 → 895億円 → 1,571億円 → 1,530億円 → 1,691億円

出典は有価証券報告書の「主要な経営指標等の推移」です。会社が伸びている時期か、立て直しの時期かで、中途に求められる役割は変わります。面接では、この推移をどう見ているかを聞く材料になります。

ANAの中途採用の面接までにやる3ステップ

① 「従業員の状況」で、提出会社と連結の人数・平均年収・勤続を見る

有価証券報告書の「従業員の状況」には、提出会社(本体)と連結の従業員数、平均年間給与、平均勤続年数が載っています。自分が入るのが本体なのか子会社なのかで、この数字の意味は変わります。

② 「セグメント情報」で、自分が受ける事業の利益率を見る

注記の「セグメント情報」で、自分が受ける事業の売上と利益を見ます。会社全体の利益率と、その事業の利益率が同じとは限りません。

③ その数字から、逆質問を1本作る

上の2つの数字を組み合わせて、逆質問を1本作ります。「この事業の利益率は全社平均より低いですが、どう変える計画ですか」のように、有報を読んだ人にしか出せない問いになります。

よくある質問

Q. ANAの平均年収はいくらですか。
A. 有価証券報告書(第76期)の「従業員の状況」によると、提出会社(単体)の平均年間給与は771万円(平均年齢46.2歳)です。連結子会社の社員や職種別の水準とは異なります。
Q. ANAの平均勤続年数は何年ですか。
A. 有価証券報告書(第76期)では、提出会社(単体)の平均勤続年数は2.9年です。勤続年数は中途採用の多さや、持株会社化・統合の時期でも変わるため、面接で背景を聞く材料になります。
Q. ANAの従業員数は何人ですか。
A. 有価証券報告書(第76期)では、提出会社(単体)が286人、連結が47,826人です。中途で入るのが本体か子会社かで、年収や勤続の数字の意味は変わります。
Q. 数字の出典は何ですか。
A. 各社が金融庁に提出した有価証券報告書です。EDINET(金融庁の開示システム)で誰でも無料で原文を確認できます。