味の素への転職前に、有価証券報告書で確かめること
このページは、味の素を中途で受ける人と、いま味の素にいる人に向けたものです。求人票や口コミには載らない、会社自身が有価証券報告書に書いた数字を並べます。直近の有報から出てきた事実は、「利益の3割強は電子材料」です。
味の素の平均年収・従業員数・勤続年数(有報・第148期)
- 平均年間給与(単体)
- 1,061万円
- 平均年齢(単体)
- 43.5歳
- 平均勤続年数(単体)
- 18.9年
- 従業員数(単体)
- 3,705人
- 従業員数(連結)
- 34,787人
- 売上高
- 1兆5,837億円
- 純利益
- 1,347億円
- ROE
- 17.7%
出典:味の素の有価証券報告書(第148期)「主要な経営指標等の推移」「従業員の状況」。平均年間給与・平均年齢・平均勤続年数・従業員数(単体)は提出会社の値。
有報から見える味の素の論点
電子材料が、事業利益の3割強を稼ぐ見通しだ。事業利益とは、売上高から原価や販管費などを引き、持分法損益を足した味の素独自の本業の利益である。2027年3月期の通期予想では、電子材料が655億円で、全社2,020億円の3割強を占める。
純利益の倍増は、本社ビルの売却益を含む。第148期の純利益は1,346億円とほぼ倍増したが、売却益406億円が入っている。本業の事業利益は+13.7%で、7期連続の増益だ。
稼ぐ場所と人の数が一致しない。ヘルスケア等は、従業員の割合を大きく上回る事業利益を稼ぐ。
味の素の業績の推移(有報の主要な経営指標)
売上高(直近5期、古い順):1兆1,494億円 → 1兆3,591億円 → 1兆4,392億円 → 1兆5,306億円 → 1兆5,837億円
純利益(直近5期、古い順):757億円 → 941億円 → 871億円 → 703億円 → 1,347億円
出典は有価証券報告書の「主要な経営指標等の推移」です。会社が伸びている時期か、立て直しの時期かで、中途に求められる役割は変わります。面接では、この推移をどう見ているかを聞く材料になります。
味の素の中途採用の面接までにやる3ステップ
① 「従業員の状況」で、提出会社と連結の人数・平均年収・勤続を見る
有価証券報告書の「従業員の状況」には、提出会社(本体)と連結の従業員数、平均年間給与、平均勤続年数が載っています。自分が入るのが本体なのか子会社なのかで、この数字の意味は変わります。
② 「セグメント情報」で、自分が受ける事業の利益率を見る
注記の「セグメント情報」で、自分が受ける事業の売上と利益を見ます。会社全体の利益率と、その事業の利益率が同じとは限りません。
③ その数字から、逆質問を1本作る
上の2つの数字を組み合わせて、逆質問を1本作ります。「この事業の利益率は全社平均より低いですが、どう変える計画ですか」のように、有報を読んだ人にしか出せない問いになります。