三越伊勢丹への転職前に、有価証券報告書で確かめること
このページは、三越伊勢丹を中途で受ける人と、いま三越伊勢丹にいる人に向けたものです。求人票や口コミには載らない、会社自身が有価証券報告書に書いた数字を並べます。直近の有報から出てきた事実は、「減収でも純利益44%増」です。
三越伊勢丹の平均年収・従業員数・勤続年数(有報・第18期)
- 平均年間給与(単体)
- 896万円
- 平均年齢(単体)
- 47.4歳
- 平均勤続年数(単体)
- 23.6年
- 従業員数(単体)
- 386人
- 従業員数(連結)
- 8,670人
- 売上高
- 5,456億円
- 純利益
- 761億円
- ROE
- 12.5%
出典:三越伊勢丹の有価証券報告書(第18期)「主要な経営指標等の推移」「従業員の状況」。平均年間給与・平均年齢・平均勤続年数・従業員数(単体)は提出会社の値。
有報から見える三越伊勢丹の論点
本業の利益(営業利益)は前期比+4.9%、最終的な利益は+44.1%だった。差は株式の売却などによるもので、実力に近いのは前者だ。
会社は百貨店を「館業」から「個客業」へ作り替えようとしている。建物に人を集める商売から、客一人ひとりに売る商売への転換である。
利益の大半は百貨店が稼ぐ。ただし、効率が高いのは不動産と金融だ。働く側では、正社員の数が減っている。
三越伊勢丹の業績の推移(有報の主要な経営指標)
売上高(直近5期、古い順):4,183億円 → 4,874億円 → 5,364億円 → 5,555億円 → 5,456億円
純利益(直近5期、古い順):123億円 → 324億円 → 556億円 → 528億円 → 761億円
出典は有価証券報告書の「主要な経営指標等の推移」です。会社が伸びている時期か、立て直しの時期かで、中途に求められる役割は変わります。面接では、この推移をどう見ているかを聞く材料になります。
三越伊勢丹の中途採用の面接までにやる3ステップ
① 「従業員の状況」で、提出会社と連結の人数・平均年収・勤続を見る
有価証券報告書の「従業員の状況」には、提出会社(本体)と連結の従業員数、平均年間給与、平均勤続年数が載っています。自分が入るのが本体なのか子会社なのかで、この数字の意味は変わります。
② 「セグメント情報」で、自分が受ける事業の利益率を見る
注記の「セグメント情報」で、自分が受ける事業の売上と利益を見ます。会社全体の利益率と、その事業の利益率が同じとは限りません。
③ その数字から、逆質問を1本作る
上の2つの数字を組み合わせて、逆質問を1本作ります。「この事業の利益率は全社平均より低いですが、どう変える計画ですか」のように、有報を読んだ人にしか出せない問いになります。