東レへの転職前に、有価証券報告書で確かめること

このページは、東レを中途で受ける人と、いま東レにいる人に向けたものです。求人票や口コミには載らない、会社自身が有価証券報告書に書いた数字を並べます。直近の有報から出てきた事実は、「炭素繊維より繊維が稼ぐ」です。

東レの平均年収・従業員数・勤続年数(有報・第145期)

平均年間給与(単体)
838万円
平均年齢(単体)
40.8歳
平均勤続年数(単体)
17.4年
従業員数(単体)
7,027人
従業員数(連結)
46,294人
売上高
2兆5,851億円
純利益
795億円
ROE
4.5%

出典:東レの有価証券報告書(第145期)「主要な経営指標等の推移」「従業員の状況」。平均年間給与・平均年齢・平均勤続年数・従業員数(単体)は提出会社の値。

有報から見える東レの論点

会社は2028年度までに、ROEを4.5%から約8%へ上げる目標を掲げている。ROEとは、株主から預かったお金でどれだけ利益を出せたかの割合だ。

本業の稼ぎ(事業利益)は、繊維が680億円、炭素繊維複合材料が176億円である。炭素繊維は繊維の約4分の1にとどまる。

従業員は連結46,294人。繊維が19,781人で、炭素繊維複合材料の6,231人の3倍以上いる。

東レの業績の推移(有報の主要な経営指標)

売上高(直近5期、古い順):2兆2,285億円 → 2兆4,893億円 → 2兆4,646億円 → 2兆5,633億円 → 2兆5,851億円

純利益(直近5期、古い順):842億円 → 728億円 → 219億円 → 779億円 → 795億円

出典は有価証券報告書の「主要な経営指標等の推移」です。会社が伸びている時期か、立て直しの時期かで、中途に求められる役割は変わります。面接では、この推移をどう見ているかを聞く材料になります。

東レの中途採用の面接までにやる3ステップ

① 「従業員の状況」で、提出会社と連結の人数・平均年収・勤続を見る

有価証券報告書の「従業員の状況」には、提出会社(本体)と連結の従業員数、平均年間給与、平均勤続年数が載っています。自分が入るのが本体なのか子会社なのかで、この数字の意味は変わります。

② 「セグメント情報」で、自分が受ける事業の利益率を見る

注記の「セグメント情報」で、自分が受ける事業の売上と利益を見ます。会社全体の利益率と、その事業の利益率が同じとは限りません。

③ その数字から、逆質問を1本作る

上の2つの数字を組み合わせて、逆質問を1本作ります。「この事業の利益率は全社平均より低いですが、どう変える計画ですか」のように、有報を読んだ人にしか出せない問いになります。

よくある質問

Q. 東レの平均年収はいくらですか。
A. 有価証券報告書(第145期)の「従業員の状況」によると、提出会社(単体)の平均年間給与は838万円(平均年齢40.8歳)です。連結子会社の社員や職種別の水準とは異なります。
Q. 東レの平均勤続年数は何年ですか。
A. 有価証券報告書(第145期)では、提出会社(単体)の平均勤続年数は17.4年です。勤続年数は中途採用の多さや、持株会社化・統合の時期でも変わるため、面接で背景を聞く材料になります。
Q. 東レの従業員数は何人ですか。
A. 有価証券報告書(第145期)では、提出会社(単体)が7,027人、連結が46,294人です。中途で入るのが本体か子会社かで、年収や勤続の数字の意味は変わります。
Q. 数字の出典は何ですか。
A. 各社が金融庁に提出した有価証券報告書です。EDINET(金融庁の開示システム)で誰でも無料で原文を確認できます。