日本触媒への転職前に、有価証券報告書で確かめること
このページは、日本触媒を中途で受ける人と、いま日本触媒にいる人に向けたものです。求人票や口コミには載らない、会社自身が有価証券報告書に書いた数字を並べます。直近の有報から出てきた事実は、「主力事業に「構造改革」、もう一方に375億円の新工場」です。
日本触媒の平均年収・従業員数・勤続年数(有報・第114期)
- 平均年間給与(単体)
- 859万円
- 平均年齢(単体)
- 39.4歳
- 平均勤続年数(単体)
- 16.6年
- 従業員数(単体)
- 2,573人
- 従業員数(連結)
- 4,880人
- 売上高
- 3,999億円
- 純利益
- 168億円
- ROE
- 4.3%
出典:日本触媒の有価証券報告書(第114期)「主要な経営指標等の推移」「従業員の状況」。平均年間給与・平均年齢・平均勤続年数・従業員数(単体)は提出会社の値。
有報から見える日本触媒の論点
事業は2つある。 主力のマテリアルズ事業は、アクリル酸などの汎用品を作る。ソリューションズ事業は、電池材料など用途を絞った製品を作る。日本触媒は紙おむつに使う高吸水性樹脂(SAP)でも世界トップクラスだ。
業績は逆向きに動いた。 マテリアルズは売上の69.7%を占めるが、営業利益(本業のもうけ)は20.7%減った。ソリューションズは売上の30.3%で、営業利益は27.1%増えた。
投資は後者へ向かう。 北九州の電池用電解質(電池の材料)の設備に375億円、川崎の構造改革に約163億円が計画されている。
日本触媒の業績の推移(有報の主要な経営指標)
売上高(直近5期、古い順):3,693億円 → 4,196億円 → 3,920億円 → 4,093億円 → 3,999億円
純利益(直近5期、古い順):237億円 → 194億円 → 110億円 → 174億円 → 168億円
出典は有価証券報告書の「主要な経営指標等の推移」です。会社が伸びている時期か、立て直しの時期かで、中途に求められる役割は変わります。面接では、この推移をどう見ているかを聞く材料になります。
日本触媒の中途採用の面接までにやる3ステップ
① 「従業員の状況」で、提出会社と連結の人数・平均年収・勤続を見る
有価証券報告書の「従業員の状況」には、提出会社(本体)と連結の従業員数、平均年間給与、平均勤続年数が載っています。自分が入るのが本体なのか子会社なのかで、この数字の意味は変わります。
② 「セグメント情報」で、自分が受ける事業の利益率を見る
注記の「セグメント情報」で、自分が受ける事業の売上と利益を見ます。会社全体の利益率と、その事業の利益率が同じとは限りません。
③ その数字から、逆質問を1本作る
上の2つの数字を組み合わせて、逆質問を1本作ります。「この事業の利益率は全社平均より低いですが、どう変える計画ですか」のように、有報を読んだ人にしか出せない問いになります。