カネカへの転職前に、有価証券報告書で確かめること
このページは、カネカを中途で受ける人と、いまカネカにいる人に向けたものです。求人票や口コミには載らない、会社自身が有価証券報告書に書いた数字を並べます。直近の有報から出てきた事実は、「税前の半分は株の売却益」です。
カネカの平均年収・従業員数・勤続年数(有報・第102期)
- 平均年間給与(単体)
- 824万円
- 平均年齢(単体)
- 41.0歳
- 平均勤続年数(単体)
- 16.0年
- 従業員数(単体)
- 3,485人
- 従業員数(連結)
- 11,762人
- 売上高
- 8,116億円
- 純利益
- 310億円
- ROE
- 6.4%
出典:カネカの有価証券報告書(第102期)「主要な経営指標等の推移」「従業員の状況」。平均年間給与・平均年齢・平均勤続年数・従業員数(単体)は提出会社の値。
有報から見えるカネカの論点
賭け先は「環境・エネルギー」「食糧」「健康」の3分野だ。生分解性バイオポリマー(微生物が分解する樹脂)の設備に、136億円を投じている。
純利益が増えた理由は、本業ではなく保有株の売却益だ。税金を引く前の利益の約半分を占める。
事業ごとの利益の半分以上が、研究部門などの全社費用で消える。この構造が、会社の評価を分ける。
カネカの業績の推移(有報の主要な経営指標)
売上高(直近5期、古い順):6,915億円 → 7,558億円 → 7,623億円 → 8,072億円 → 8,116億円
純利益(直近5期、古い順):265億円 → 230億円 → 232億円 → 253億円 → 310億円
出典は有価証券報告書の「主要な経営指標等の推移」です。会社が伸びている時期か、立て直しの時期かで、中途に求められる役割は変わります。面接では、この推移をどう見ているかを聞く材料になります。
カネカの中途採用の面接までにやる3ステップ
① 「従業員の状況」で、提出会社と連結の人数・平均年収・勤続を見る
有価証券報告書の「従業員の状況」には、提出会社(本体)と連結の従業員数、平均年間給与、平均勤続年数が載っています。自分が入るのが本体なのか子会社なのかで、この数字の意味は変わります。
② 「セグメント情報」で、自分が受ける事業の利益率を見る
注記の「セグメント情報」で、自分が受ける事業の売上と利益を見ます。会社全体の利益率と、その事業の利益率が同じとは限りません。
③ その数字から、逆質問を1本作る
上の2つの数字を組み合わせて、逆質問を1本作ります。「この事業の利益率は全社平均より低いですが、どう変える計画ですか」のように、有報を読んだ人にしか出せない問いになります。