ニチアスへの転職前に、有価証券報告書で確かめること

このページは、ニチアスを中途で受ける人と、いまニチアスにいる人に向けたものです。求人票や口コミには載らない、会社自身が有価証券報告書に書いた数字を並べます。直近の有報から出てきた事実は、「10年連続で増配」です。

ニチアスの平均年収・従業員数・勤続年数(有報・第210期)

平均年間給与(単体)
760万円
平均年齢(単体)
40.9歳
平均勤続年数(単体)
13.9年
従業員数(単体)
1,930人
従業員数(連結)
6,424人
売上高
2,519億円
純利益
316億円
ROE
13.9%

出典:ニチアスの有価証券報告書(第210期)「主要な経営指標等の推移」「従業員の状況」。平均年間給与・平均年齢・平均勤続年数・従業員数(単体)は提出会社の値。

有報から見えるニチアスの論点

ニチアスは1896年創業の完全BtoB(企業向け)の素材メーカーだ。シール材、断熱材、フッ素樹脂製品を、プラントや半導体工場、自動車の内側に供給している。来期(2027年3月期)に創立130周年を迎える。

2026年3月期の売上高は2,519億円(前期比△1.8%)、営業利益は370億円(同△6.8%)で、減収減益だった。営業利益とは、本業で稼いだもうけのことだ。会社は次期に450億円を見込む。

会社の中身も動いている。自己資本比率は77.7%と高く、10年連続の増配を決めた。取引先などの株を持ち合う方針も、原則やめる方向に転換した。

ニチアスの業績の推移(有報の主要な経営指標)

売上高(直近5期、古い順):2,162億円 → 2,381億円 → 2,494億円 → 2,565億円 → 2,519億円

純利益(直近5期、古い順):220億円 → 214億円 → 270億円 → 321億円 → 316億円

出典は有価証券報告書の「主要な経営指標等の推移」です。会社が伸びている時期か、立て直しの時期かで、中途に求められる役割は変わります。面接では、この推移をどう見ているかを聞く材料になります。

ニチアスの中途採用の面接までにやる3ステップ

① 「従業員の状況」で、提出会社と連結の人数・平均年収・勤続を見る

有価証券報告書の「従業員の状況」には、提出会社(本体)と連結の従業員数、平均年間給与、平均勤続年数が載っています。自分が入るのが本体なのか子会社なのかで、この数字の意味は変わります。

② 「セグメント情報」で、自分が受ける事業の利益率を見る

注記の「セグメント情報」で、自分が受ける事業の売上と利益を見ます。会社全体の利益率と、その事業の利益率が同じとは限りません。

③ その数字から、逆質問を1本作る

上の2つの数字を組み合わせて、逆質問を1本作ります。「この事業の利益率は全社平均より低いですが、どう変える計画ですか」のように、有報を読んだ人にしか出せない問いになります。

よくある質問

Q. ニチアスの平均年収はいくらですか。
A. 有価証券報告書(第210期)の「従業員の状況」によると、提出会社(単体)の平均年間給与は760万円(平均年齢40.9歳)です。連結子会社の社員や職種別の水準とは異なります。
Q. ニチアスの平均勤続年数は何年ですか。
A. 有価証券報告書(第210期)では、提出会社(単体)の平均勤続年数は13.9年です。勤続年数は中途採用の多さや、持株会社化・統合の時期でも変わるため、面接で背景を聞く材料になります。
Q. ニチアスの従業員数は何人ですか。
A. 有価証券報告書(第210期)では、提出会社(単体)が1,930人、連結が6,424人です。中途で入るのが本体か子会社かで、年収や勤続の数字の意味は変わります。
Q. 数字の出典は何ですか。
A. 各社が金融庁に提出した有価証券報告書です。EDINET(金融庁の開示システム)で誰でも無料で原文を確認できます。