シスメックスへの転職前に、有価証券報告書で確かめること
このページは、シスメックスを中途で受ける人と、いまシスメックスにいる人に向けたものです。求人票や口コミには載らない、会社自身が有価証券報告書に書いた数字を並べます。直近の有報から出てきた事実は、「海外88.3%、営業利益4割減からの立て直し」です。
シスメックスの平均年収・従業員数・勤続年数(有報・第59期)
- 平均年間給与(単体)
- 884万円
- 平均年齢(単体)
- 42.4歳
- 平均勤続年数(単体)
- 12.8年
- 従業員数(単体)
- 3,011人
- 従業員数(連結)
- 10,861人
- 売上高
- 5,000億円
- 純利益
- 355億円
- ROE
- 7.3%
出典:シスメックスの有価証券報告書(第59期)「主要な経営指標等の推移」「従業員の状況」。平均年間給与・平均年齢・平均勤続年数・従業員数(単体)は提出会社の値。
有報から見えるシスメックスの論点
売上のほとんどが海外にある。第59期の海外売上比率は88.3%。顧客の9割近くは海外の病院や検査センターだ。
稼ぎ方は「機械を置いて、試薬で稼ぐ」。売上の6割強が試薬で、機械より大きい。
その仕組みが、中国と日本でつまずいた。第59期の営業利益は前期比40.8%減。直後に、3年後の営業利益をほぼ倍にする計画を出した。
シスメックスの業績の推移(有報の主要な経営指標)
売上高(直近5期、古い順):3,638億円 → 4,105億円 → 4,615億円 → 5,086億円 → 5,000億円
純利益(直近5期、古い順):441億円 → 458億円 → 496億円 → 537億円 → 355億円
出典は有価証券報告書の「主要な経営指標等の推移」です。会社が伸びている時期か、立て直しの時期かで、中途に求められる役割は変わります。面接では、この推移をどう見ているかを聞く材料になります。
シスメックスの中途採用の面接までにやる3ステップ
① 「従業員の状況」で、提出会社と連結の人数・平均年収・勤続を見る
有価証券報告書の「従業員の状況」には、提出会社(本体)と連結の従業員数、平均年間給与、平均勤続年数が載っています。自分が入るのが本体なのか子会社なのかで、この数字の意味は変わります。
② 「セグメント情報」で、自分が受ける事業の利益率を見る
注記の「セグメント情報」で、自分が受ける事業の売上と利益を見ます。会社全体の利益率と、その事業の利益率が同じとは限りません。
③ その数字から、逆質問を1本作る
上の2つの数字を組み合わせて、逆質問を1本作ります。「この事業の利益率は全社平均より低いですが、どう変える計画ですか」のように、有報を読んだ人にしか出せない問いになります。