任天堂への転職前に、有価証券報告書で確かめること
このページは、任天堂を中途で受ける人と、いま任天堂にいる人に向けたものです。求人票や口コミには載らない、会社自身が有価証券報告書に書いた数字を並べます。直近の有報から出てきた事実は、「売上2倍、営業益1.3倍」です。
任天堂の平均年収・従業員数・勤続年数(有報・第86期)
- 平均年間給与(単体)
- 982万円
- 平均年齢(単体)
- 40.5歳
- 平均勤続年数(単体)
- 14.6年
- 従業員数(単体)
- 3,084人
- 従業員数(連結)
- 8,666人
- 売上高
- 2兆3,131億円
- 純利益
- 4,241億円
- ROE
- 14.9%
出典:任天堂の有価証券報告書(第86期)「主要な経営指標等の推移」「従業員の状況」。平均年間給与・平均年齢・平均勤続年数・従業員数(単体)は提出会社の値。
有報から見える任天堂の論点
売上は2倍になったが、営業利益は1.3倍だった。売上は98.6%増えた一方、営業利益の増加は27.5%にとどまった。
数値目標を置かない会社だ。有報は経営指標の目標を定めていないと書き、株主への約束は、営業利益の40%を基準にした配当の算式に置いている。
経常利益の一部は、本業の外から来た。営業利益と経常利益の差は1,820億円で、出資先のポケモンなどの利益を含む。
任天堂の業績の推移(有報の主要な経営指標)
売上高(直近5期、古い順):1兆6,953億円 → 1兆6,017億円 → 1兆6,719億円 → 1兆1,649億円 → 2兆3,131億円
純利益(直近5期、古い順):4,777億円 → 4,328億円 → 4,906億円 → 2,788億円 → 4,241億円
出典は有価証券報告書の「主要な経営指標等の推移」です。会社が伸びている時期か、立て直しの時期かで、中途に求められる役割は変わります。面接では、この推移をどう見ているかを聞く材料になります。
任天堂の中途採用の面接までにやる3ステップ
① 「従業員の状況」で、提出会社と連結の人数・平均年収・勤続を見る
有価証券報告書の「従業員の状況」には、提出会社(本体)と連結の従業員数、平均年間給与、平均勤続年数が載っています。自分が入るのが本体なのか子会社なのかで、この数字の意味は変わります。
② 「セグメント情報」で、自分が受ける事業の利益率を見る
注記の「セグメント情報」で、自分が受ける事業の売上と利益を見ます。会社全体の利益率と、その事業の利益率が同じとは限りません。
③ その数字から、逆質問を1本作る
上の2つの数字を組み合わせて、逆質問を1本作ります。「この事業の利益率は全社平均より低いですが、どう変える計画ですか」のように、有報を読んだ人にしか出せない問いになります。