日本取引所への転職前に、有価証券報告書で確かめること
このページは、日本取引所を中途で受ける人と、いま日本取引所にいる人に向けたものです。求人票や口コミには載らない、会社自身が有価証券報告書に書いた数字を並べます。直近の有報から出てきた事実は、「市場そのものを運営する」です。
日本取引所の平均年収・従業員数・勤続年数(有報・第25期)
- 平均年間給与(単体)
- 1,113万円
- 平均年齢(単体)
- 46.8歳
- 平均勤続年数(単体)
- 19.8年
- 従業員数(単体)
- 223人
- 従業員数(連結)
- 1,268人
- 売上高
- 1,987億円
- 純利益
- 791億円
- ROE
- 23.1%
出典:日本取引所の有価証券報告書(第25期)「主要な経営指標等の推移」「従業員の状況」。平均年間給与・平均年齢・平均勤続年数・従業員数(単体)は提出会社の値。持株会社のため、単体の数字は本社の少人数のものです。
有報から見える日本取引所の論点
会社が自分で決めた財務目標は「3期連続ROE 20.0%以上」の1つだけだ。ROEは、株主から預かったお金でどれだけ利益を出したかを示す比率である。当期は23.1%だった。
会社は「日本株市場の新時代」「総合プラットフォーム化」「デジタルイノベーション」の3つに賭けている。期間は2025〜2027年度だ。
収益の6割超は、株などの売買の多さに連動する。当期は営業収益が22.5%伸びたが、日本株市場の活況によるところが大きい。
日本取引所の業績の推移(有報の主要な経営指標)
売上高(直近5期、古い順):1,354億円 → 1,340億円 → 1,529億円 → 1,622億円 → 1,987億円
純利益(直近5期、古い順):500億円 → 463億円 → 608億円 → 611億円 → 791億円
出典は有価証券報告書の「主要な経営指標等の推移」です。会社が伸びている時期か、立て直しの時期かで、中途に求められる役割は変わります。面接では、この推移をどう見ているかを聞く材料になります。
日本取引所の中途採用の面接までにやる3ステップ
① 「従業員の状況」で、提出会社と連結の人数・平均年収・勤続を見る
有価証券報告書の「従業員の状況」には、提出会社(本体)と連結の従業員数、平均年間給与、平均勤続年数が載っています。自分が入るのが本体なのか子会社なのかで、この数字の意味は変わります。
② 「セグメント情報」で、自分が受ける事業の利益率を見る
注記の「セグメント情報」で、自分が受ける事業の売上と利益を見ます。会社全体の利益率と、その事業の利益率が同じとは限りません。
③ その数字から、逆質問を1本作る
上の2つの数字を組み合わせて、逆質問を1本作ります。「この事業の利益率は全社平均より低いですが、どう変える計画ですか」のように、有報を読んだ人にしか出せない問いになります。