小田急への転職前に、有価証券報告書で確かめること

このページは、小田急を中途で受ける人と、いま小田急にいる人に向けたものです。求人票や口コミには載らない、会社自身が有価証券報告書に書いた数字を並べます。直近の有報から出てきた事実は、「人は4分の1、利益は半分」です。

小田急の平均年収・従業員数・勤続年数(有報・第105期)

平均年間給与(単体)
827万円
平均年齢(単体)
43.5歳
平均勤続年数(単体)
22.0年
従業員数(単体)
3,685人
従業員数(連結)
11,656人
売上高
4,187億円
純利益
374億円
ROE
7.6%

出典:小田急の有価証券報告書(第105期)「主要な経営指標等の推移」「従業員の状況」。平均年間給与・平均年齢・平均勤続年数・従業員数(単体)は提出会社の値。

有報から見える小田急の論点

第105期(2026年3月期)は、本業が伸びたのに純利益が28.1%減った。前期にあった子会社株の売却益が消えた反動で、実質的な悪化ではない。

稼ぎ手は鉄道と不動産で、利益率はほぼ同じだ。百貨店やホテルなどの生活サービス業だけが低い。

連結従業員は5期で1割以上減った。一方で、平均勤続は22.0年と長い。

小田急の業績の推移(有報の主要な経営指標)

売上高(直近5期、古い順):3,588億円 → 3,952億円 → 4,098億円 → 4,227億円 → 4,187億円

純利益(直近5期、古い順):121億円 → 407億円 → 815億円 → 520億円 → 374億円

出典は有価証券報告書の「主要な経営指標等の推移」です。会社が伸びている時期か、立て直しの時期かで、中途に求められる役割は変わります。面接では、この推移をどう見ているかを聞く材料になります。

小田急の中途採用の面接までにやる3ステップ

① 「従業員の状況」で、提出会社と連結の人数・平均年収・勤続を見る

有価証券報告書の「従業員の状況」には、提出会社(本体)と連結の従業員数、平均年間給与、平均勤続年数が載っています。自分が入るのが本体なのか子会社なのかで、この数字の意味は変わります。

② 「セグメント情報」で、自分が受ける事業の利益率を見る

注記の「セグメント情報」で、自分が受ける事業の売上と利益を見ます。会社全体の利益率と、その事業の利益率が同じとは限りません。

③ その数字から、逆質問を1本作る

上の2つの数字を組み合わせて、逆質問を1本作ります。「この事業の利益率は全社平均より低いですが、どう変える計画ですか」のように、有報を読んだ人にしか出せない問いになります。

よくある質問

Q. 小田急の平均年収はいくらですか。
A. 有価証券報告書(第105期)の「従業員の状況」によると、提出会社(単体)の平均年間給与は827万円(平均年齢43.5歳)です。連結子会社の社員や職種別の水準とは異なります。
Q. 小田急の平均勤続年数は何年ですか。
A. 有価証券報告書(第105期)では、提出会社(単体)の平均勤続年数は22.0年です。勤続年数は中途採用の多さや、持株会社化・統合の時期でも変わるため、面接で背景を聞く材料になります。
Q. 小田急の従業員数は何人ですか。
A. 有価証券報告書(第105期)では、提出会社(単体)が3,685人、連結が11,656人です。中途で入るのが本体か子会社かで、年収や勤続の数字の意味は変わります。
Q. 数字の出典は何ですか。
A. 各社が金融庁に提出した有価証券報告書です。EDINET(金融庁の開示システム)で誰でも無料で原文を確認できます。