KADOKAWAへの転職前に、有価証券報告書で確かめること

このページは、KADOKAWAを中途で受ける人と、いまKADOKAWAにいる人に向けたものです。求人票や口コミには載らない、会社自身が有価証券報告書に書いた数字を並べます。直近の有報から出てきた事実は、「最高売上でも減益」です。

KADOKAWAの平均年収・従業員数・勤続年数(有報・第12期)

平均年間給与(単体)
872万円
平均年齢(単体)
41.6歳
平均勤続年数(単体)
4.8年
従業員数(単体)
2,471人
従業員数(連結)
7,332人
売上高
2,829億円
純利益
13億円
ROE
0.5%

出典:KADOKAWAの有価証券報告書(第12期)「主要な経営指標等の推移」「従業員の状況」。平均年間給与・平均年齢・平均勤続年数・従業員数(単体)は提出会社の値。

有報から見えるKADOKAWAの論点

賭け先は、同じ作品を何度も使う稼ぎ方だ。 小説を漫画、アニメ、ゲームへ広げ、一つの作品(IP=知的財産)から長く稼ぐ。この型をメディアミックスと呼ぶ。

直近は増収減益だった。 売上は過去最高だが、営業利益は81億円にとどまった。原因は事業ごとに分けて読める。

ソニーから出資を受けた。 借入ではなく出資を選んだ。この提携の中身が、面接の大きな話題になる。

KADOKAWAの業績の推移(有報の主要な経営指標)

売上高(直近5期、古い順):2,212億円 → 2,554億円 → 2,581億円 → 2,779億円 → 2,829億円

純利益(直近5期、古い順):141億円 → 127億円 → 114億円 → 74億円 → 13億円

出典は有価証券報告書の「主要な経営指標等の推移」です。会社が伸びている時期か、立て直しの時期かで、中途に求められる役割は変わります。面接では、この推移をどう見ているかを聞く材料になります。

KADOKAWAの中途採用の面接までにやる3ステップ

① 「従業員の状況」で、提出会社と連結の人数・平均年収・勤続を見る

有価証券報告書の「従業員の状況」には、提出会社(本体)と連結の従業員数、平均年間給与、平均勤続年数が載っています。自分が入るのが本体なのか子会社なのかで、この数字の意味は変わります。

② 「セグメント情報」で、自分が受ける事業の利益率を見る

注記の「セグメント情報」で、自分が受ける事業の売上と利益を見ます。会社全体の利益率と、その事業の利益率が同じとは限りません。

③ その数字から、逆質問を1本作る

上の2つの数字を組み合わせて、逆質問を1本作ります。「この事業の利益率は全社平均より低いですが、どう変える計画ですか」のように、有報を読んだ人にしか出せない問いになります。

よくある質問

Q. KADOKAWAの平均年収はいくらですか。
A. 有価証券報告書(第12期)の「従業員の状況」によると、提出会社(単体)の平均年間給与は872万円(平均年齢41.6歳)です。連結子会社の社員や職種別の水準とは異なります。
Q. KADOKAWAの平均勤続年数は何年ですか。
A. 有価証券報告書(第12期)では、提出会社(単体)の平均勤続年数は4.8年です。勤続年数は中途採用の多さや、持株会社化・統合の時期でも変わるため、面接で背景を聞く材料になります。
Q. KADOKAWAの従業員数は何人ですか。
A. 有価証券報告書(第12期)では、提出会社(単体)が2,471人、連結が7,332人です。中途で入るのが本体か子会社かで、年収や勤続の数字の意味は変わります。
Q. 数字の出典は何ですか。
A. 各社が金融庁に提出した有価証券報告書です。EDINET(金融庁の開示システム)で誰でも無料で原文を確認できます。