東京電力HDへの転職前に、有価証券報告書で確かめること
このページは、東京電力HDを中途で受ける人と、いま東京電力HDにいる人に向けたものです。求人票や口コミには載らない、会社自身が有価証券報告書に書いた数字を並べます。直近の有報から出てきた事実は、「経常増益でも最終赤字」です。
東京電力HDの平均年収・従業員数・勤続年数(有報・第102期)
- 平均年間給与(単体)
- 883万円
- 平均年齢(単体)
- 45.1歳
- 平均勤続年数(単体)
- 22.1年
- 従業員数(単体)
- 7,157人
- 従業員数(連結)
- 38,341人
- 売上高
- 6兆3,286億円
- 純利益
- −4,543億円
- ROE
- -12.7%
出典:東京電力HDの有価証券報告書(第102期)「主要な経営指標等の推移」「従業員の状況」。平均年間給与・平均年齢・平均勤続年数・従業員数(単体)は提出会社の値。
有報から見える東京電力HDの論点
経営計画を、国の機構と共同で作る。普通の民間企業とは意思決定の形が違う。
本業に近い経常利益は前期比+64.0%の4,173億円。だが最終損益は△4,542億円の赤字だ。
次の焦点は、柏崎刈羽原発の再稼働と、外部と組むアライアンスだ。
東京電力HDの業績の推移(有報の主要な経営指標)
売上高(直近5期、古い順):5兆3,099億円 → 8兆1,122億円 → 6兆9,184億円 → 6兆8,104億円 → 6兆3,286億円
純利益(直近5期、古い順):29億円 → −1,236億円 → 2,678億円 → 1,613億円 → −4,543億円
出典は有価証券報告書の「主要な経営指標等の推移」です。会社が伸びている時期か、立て直しの時期かで、中途に求められる役割は変わります。面接では、この推移をどう見ているかを聞く材料になります。
東京電力HDの中途採用の面接までにやる3ステップ
① 「従業員の状況」で、提出会社と連結の人数・平均年収・勤続を見る
有価証券報告書の「従業員の状況」には、提出会社(本体)と連結の従業員数、平均年間給与、平均勤続年数が載っています。自分が入るのが本体なのか子会社なのかで、この数字の意味は変わります。
② 「セグメント情報」で、自分が受ける事業の利益率を見る
注記の「セグメント情報」で、自分が受ける事業の売上と利益を見ます。会社全体の利益率と、その事業の利益率が同じとは限りません。
③ その数字から、逆質問を1本作る
上の2つの数字を組み合わせて、逆質問を1本作ります。「この事業の利益率は全社平均より低いですが、どう変える計画ですか」のように、有報を読んだ人にしか出せない問いになります。