東宝への転職前に、有価証券報告書で確かめること

このページは、東宝を中途で受ける人と、いま東宝にいる人に向けたものです。求人票や口コミには載らない、会社自身が有価証券報告書に書いた数字を並べます。直近の有報から出てきた事実は、「純利益が19.4%増」です。

東宝の平均年収・従業員数・勤続年数(有報・第137期)

平均年間給与(単体)
952万円
平均年齢(単体)
37.9歳
平均勤続年数(単体)
9.2年
従業員数(単体)
529人
従業員数(連結)
4,088人
売上高
3,607億円
純利益
518億円
ROE
10.4%

出典:東宝の有価証券報告書(第137期)「主要な経営指標等の推移」「従業員の状況」。平均年間給与・平均年齢・平均勤続年数・従業員数(単体)は提出会社の値。

有報から見える東宝の論点

東宝は2032年に創立100周年を迎える。その年に営業利益750億〜1,000億円を掲げ、アニメ事業を「第4の柱」にする。

2028年2月期までの3年で、約1,600億円を投じる計画だ。うち1,000億円は、作品の権利(IP)に関わる企業の買収や出資に充てる。

直近期の営業利益は678億円、ROEは10.4%だった。ROEは会社が掲げた目標を満たしたが、営業利益は700億円の目標にあと一歩の位置にある。

東宝の業績の推移(有報の主要な経営指標)

売上高(直近5期、古い順):2,284億円 → 2,443億円 → 2,833億円 → 3,132億円 → 3,607億円

純利益(直近5期、古い順):296億円 → 334億円 → 453億円 → 434億円 → 518億円

出典は有価証券報告書の「主要な経営指標等の推移」です。会社が伸びている時期か、立て直しの時期かで、中途に求められる役割は変わります。面接では、この推移をどう見ているかを聞く材料になります。

東宝の中途採用の面接までにやる3ステップ

① 「従業員の状況」で、提出会社と連結の人数・平均年収・勤続を見る

有価証券報告書の「従業員の状況」には、提出会社(本体)と連結の従業員数、平均年間給与、平均勤続年数が載っています。自分が入るのが本体なのか子会社なのかで、この数字の意味は変わります。

② 「セグメント情報」で、自分が受ける事業の利益率を見る

注記の「セグメント情報」で、自分が受ける事業の売上と利益を見ます。会社全体の利益率と、その事業の利益率が同じとは限りません。

③ その数字から、逆質問を1本作る

上の2つの数字を組み合わせて、逆質問を1本作ります。「この事業の利益率は全社平均より低いですが、どう変える計画ですか」のように、有報を読んだ人にしか出せない問いになります。

よくある質問

Q. 東宝の平均年収はいくらですか。
A. 有価証券報告書(第137期)の「従業員の状況」によると、提出会社(単体)の平均年間給与は952万円(平均年齢37.9歳)です。連結子会社の社員や職種別の水準とは異なります。
Q. 東宝の平均勤続年数は何年ですか。
A. 有価証券報告書(第137期)では、提出会社(単体)の平均勤続年数は9.2年です。勤続年数は中途採用の多さや、持株会社化・統合の時期でも変わるため、面接で背景を聞く材料になります。
Q. 東宝の従業員数は何人ですか。
A. 有価証券報告書(第137期)では、提出会社(単体)が529人、連結が4,088人です。中途で入るのが本体か子会社かで、年収や勤続の数字の意味は変わります。
Q. 数字の出典は何ですか。
A. 各社が金融庁に提出した有価証券報告書です。EDINET(金融庁の開示システム)で誰でも無料で原文を確認できます。