ニトリへの転職前に、有価証券報告書で確かめること
このページは、ニトリを中途で受ける人と、いまニトリにいる人に向けたものです。求人票や口コミには載らない、会社自身が有価証券報告書に書いた数字を並べます。直近の有報から出てきた事実は、「客数7.2%減でも増益の理由」です。
ニトリの平均年収・従業員数・勤続年数(有報・第54期)
- 平均年間給与(単体)
- 746万円
- 平均年齢(単体)
- 39.6歳
- 平均勤続年数(単体)
- 12.2年
- 従業員数(単体)
- 884人
- 従業員数(連結)
- 19,432人
- 売上高
- 9,290億円
- 純利益
- 769億円
- ROE
- 8.3%
出典:ニトリの有価証券報告書(第54期)「主要な経営指標等の推移」「従業員の状況」。平均年間給与・平均年齢・平均勤続年数・従業員数(単体)は提出会社の値。
有報から見えるニトリの論点
客数は減ったのに、営業利益は増えた。国内の既存店の客数は前期比7.2%減だが、営業利益は6.7%増えた。
増益の中身は、本業より前期の減損の反動が大きい。売上総利益から販売費及び一般管理費(販管費)を引いた額は、36.8億円減った。
目標は売上高3兆円。いまの売上は9,122億円で、約3割だ。残りを、自社物流の完成と海外の再拡大で埋めにいく。
ニトリの業績の推移(有報の主要な経営指標)
売上高(直近4期、古い順):8,116億円 → 9,481億円 → 8,958億円 → 9,290億円
純利益(直近4期、古い順):967億円 → 951億円 → 865億円 → 769億円
出典は有価証券報告書の「主要な経営指標等の推移」です。会社が伸びている時期か、立て直しの時期かで、中途に求められる役割は変わります。面接では、この推移をどう見ているかを聞く材料になります。
ニトリの中途採用の面接までにやる3ステップ
① 「従業員の状況」で、提出会社と連結の人数・平均年収・勤続を見る
有価証券報告書の「従業員の状況」には、提出会社(本体)と連結の従業員数、平均年間給与、平均勤続年数が載っています。自分が入るのが本体なのか子会社なのかで、この数字の意味は変わります。
② 「セグメント情報」で、自分が受ける事業の利益率を見る
注記の「セグメント情報」で、自分が受ける事業の売上と利益を見ます。会社全体の利益率と、その事業の利益率が同じとは限りません。
③ その数字から、逆質問を1本作る
上の2つの数字を組み合わせて、逆質問を1本作ります。「この事業の利益率は全社平均より低いですが、どう変える計画ですか」のように、有報を読んだ人にしか出せない問いになります。