第二新卒・既卒の転職で、有価証券報告書から見る3つのこと

新卒で入った会社を早めに辞めると、「次は失敗したくない」と思うはずです。求人票や口コミだけでは、その会社に若い人が多いのか、人が長く続いているのかは分かりません。有価証券報告書(有報)には、会社が自分で書いた数字があります。ここでは、第二新卒・既卒の人が最初に見る3か所を説明します。

このページの対象:卒業してからおおむね3年以内の人

第二新卒・既卒で、有報から見る3つのこと

1. 平均年齢と平均勤続年数を、セットで見る

有報の「従業員の状況」に、社員の人数・平均年齢・平均勤続年数・平均年間給与が載っています。平均年齢が若ければ、若い社員が多い職場です。ただし勤続年数もとても短いなら、人の入れ替わりが多い可能性があります。1つの数字で決めず、2つを並べて見てください。

2. 人を増やしている事業を探す

有報の「従業員の状況」には、事業(セグメント)ごとの人数も載っています。前の年の有報と並べると、どの事業で人を増やしているかが分かります。人を増やしている事業は、経験の浅い人を受け入れる枠ができやすい場所です。面接では「この事業で人を増やしている理由」を聞くと、会社の本気度が見えます。

3. 人材育成の方針を読む

2023年3月期から、有報には「人材の育成に関する方針」と「社内環境整備に関する方針」を書くことになりました。「サステナビリティに関する考え方及び取組」の中にあります。若手をどう育てるつもりかが、会社の言葉で書いてあります。前の会社と比べて読むと、次に選ぶ会社の違いがはっきりします。

平均年齢が若い会社(有報の実数)

当サイトの年収ランキング上位100社のうち、持株会社と従業員500人未満を除いて、平均年齢が若い順に並べました。勤続年数も一緒に見てください。

会社平均年収年齢勤続人数転職向け
ベイカレント1,331万円31.3歳3.8年866人—
キーエンス2,178万円35.0歳11.3年3,306人—
オービック1,129万円35.8歳12.9年2,030人チェック
ディスコ1,880万円37.2歳10.6年3,687人—
メルカリ1,232万円37.2歳4.5年1,345人—
阪和興業998万円37.4歳11.3年1,820人—
兼松1,202万円37.7歳12.1年861人—
日本郵船1,555万円37.8歳13.9年1,370人—
ファストリ1,251万円38.0歳5.0年1,572人チェック
カプコン985万円38.1歳11.2年3,593人—
商船三井1,660万円38.4歳12.9年1,433人—
DeNA1,118万円38.6歳7.0年1,400人—

数字は各社の有価証券報告書「従業員の状況」(提出会社単体)。スマホでは人数の列を省いています。決算期は会社ごとに違います。集計日 2026-10-24。 社名を押すとその会社の企業研究ページ、「チェック」は転職者向けの会社別チェックに進めます。

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よくある質問

Q. 第二新卒とは、何年目までのことですか。
A. 決まった定義はありません。一般には、学校を卒業してからおおむね3年以内の人を指すことが多いです。このページもその目安で書いています。
Q. 平均年齢が若い会社は、第二新卒を採りやすいのですか。
A. そうとは限りません。平均年齢は「いま働いている人」の平均で、採用の方針までは分かりません。若い人が多い職場かどうかの目安として使い、採用の中身は面接や会社の採用ページで確かめてください。
Q. 数字の出典は何ですか。
A. 各社が金融庁に出した有価証券報告書の「従業員の状況」です。EDINET(金融庁の開示システム)で誰でも無料で原文を読めます。